ティフェヌ(Tiphaine)はフランス西部ポワトゥー県出身の36歳の女性です。
大学で美術史を学び、現在はポワティエ市の学校でアシスタントとして働いています。
明るくて控え目な性格で、文学、芸術、映画、音楽が大好きで、子どもの頃からよく絵を描いていました。
日本語やロシア語など、外国語も多数学んでいます。
かねてから日本の歴史と文化に興味があり、初めて日本を訪れた際に、日本人の細やかさと民度の高さに心を打たれ、再び日本を訪れることを決めて、入念な準備をしてきました。
神社仏閣を訪ねたい、夏祭りにも参加したいと計画し、宿泊先へささやかなお土産も用意しました。
2018年7月27日、ティフェヌを乗せた飛行機が、成田国際空港に着陸しました。
翌28日、電車で日光に向かいました。その有名な観光地にあるペンションに、2泊の予定で予約していたのです。
その間も、ティフェヌはフランスにいる家族や友人と頻繁に連絡を取っていました。
2018年7月29日の日曜日まで、監視カメラには彼女の楽しげな様子が映っています。
その日の朝、ペンションで目撃されたのを最後に、彼女の行方が途絶えました。
ティフェヌ(Tiphaine)に何があったのでしょうか。 両国の捜査に反して今もなお、謎はまったく解明されていません。
行方不明になった最愛の家族を思い、悪夢を経験しているご家族同様に、わたしたちもティフェヌ(Tiphaine)を見つけるために全力を尽くします。